特種人工知能研究所
通販工学®
登録第4740179号
株式会社インター・コム
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AIと私

第0章 通販工学から知識工学へ

平成14年、それまで小数の特定顧客を対象に基幹業務系のシステム開発と業務支援を通常業務として生業を立てておりましたがネット通販の勃興を予見し、その関連の顧客開拓と自らも楽器通販サイトを立ち上げ 経過を見守っておりました。
その中で検索エンジンに早く見つけてもらい上位にランクされることが重要なことを悟りその研究をはじめ 成果を上げ、取り扱い楽器と通販というキーワードでほとんど1位2位を占め販売量も予想外の ものとなり、その成果を広めるため「通販工学」を商標登録し通販に専念することにしました。
ところがその後「楽天」をはじめとして通販サイトが乱立し、それまである程度の技術が不可欠であった この事業形態も技術的な知識を必要とせず出店するだけで通販事業に参入が可能となり不振にあえいでいた 全国の楽器店も不良在庫を低価格で発売し始め当店の販売も一気にほとんど0に落ち込んでしまいました。 今更、本業の基幹業務系の仕事に戻ることもできず(一社のシステムを手掛けてもほぼ完成に至るまでに数年かかる- 販売会社のセールストークに惑わされてはいけない。これは特種情報処理技術者、中小企業診断士、技術士(経営工学)の国家資格を持つ 筆者の実感です。)途方に暮れていました。
そんな中、私の「なんか仕事ありませんか?」の声に答えてくれたのが基幹業務系のシステムを使っていただいていたM社です。
M社は事情があって当時の事業は廃業していましたが新事業を立ち上げていました。それにコンピュータが使えないかとの話です。
私にとっては初めての業態なので成果を上げられないまま半年が過ぎました。
それまではM社の社長の言うがままにプログラムを作成するだけでいましたがふと社長の思い当たらないことをあるいは思い込みを排除する)システムを作ったらどうかと思い至りました。
それと同時に今やっていることは1980年代後半から研究し始め1990年からDECの講座で本格的に勉強し始めた人工知能開発そのものではないかと築いたのです。
そこで今までの仕事を人工知能の言葉に置き換えると
社長=エキスパート
やっていること=推論エンジンの開発
集めたデータ=知識ベース
筆者=KI(Knowledge Engineer)
となります。 こう整理することにより人工知能開発の技術と手順をに従って開発できるようになり大変楽になりました。
この時から「人工知能を開発する」という自覚をもってプロジェクトに臨むこととなりました。
社長は「なにそれ」といった顔をしていましたが私が学習の過程と費やした費用(500万円以上)の資料を提示すると納得されたようでした。
ただし出入りの銀行屋さんやシステム関連の人たちには「社長は詐欺にあっている」といわれていたようでした。
無理もありません。今の人工知能ブームの起きる数年前のことでいたから。
社長も私が過去に国の情報化推進アドバイザーとか県の技術アドバイザーとかの仕事をしていなかったら容易には信じられなかったでしょう。
それは私でも他人がそう言ってきたら「そんなん数年でできるかバカタレ」といって追い払うでしょう。
ところでこのシステムはというかどんな予測システムであれ過去のデータによって未来を予測するものでどのような技術を用いたところで
「過去のデータを用いた予測情報処理システム」に違いないのです。
社長の奥様はお見通しで「人工知能と言っているけれどそれは情報処理システムじゃあありませんか」と言っていました。
それはその通りです。
「知能」の部分はわずかにデータをどのように組合せ、どのように重みを付けたら最適の結果(過去の)が出るかを計算し、その組み合わせと重みをもって未来を予測するものにすぎないのです。

それでもそのシステムの能力は人間のエキスパートをはるかに超えています。
エキスパートの直感はコンピュータの計算能力にはるかに及ばないのです。

しばらくたったころ私は別の方式を模索していました。
エキスパートの存在なしに動くシステムです。
それに着手してから1年半後驚くべきニュースが飛び込んできました。
「人工知能が碁で人間に勝った」というものです。
イギリスのディープマインド社の人工知能が2016年初頭に韓国の碁の第一人者りー・セドルに勝ち、その瞬間世界のマスコミ、企業、国が「人工知能」にどよめきたち第3次人工知能ブームが到来しました。

第1章 NN(神経回路網)型人工知能